新着情報&イベント NEWS & EVENT

新着情報&イベント

ロードバイクのディスクブレーキパッドのはなし。

2021年9月2日

メンテナンス

TREKスポーツ自転車専門店 バイシクルネコモトです。
2021年モデルより入門バイクのDomane AL2(リムブレーキモデル)を除くすべてのトレックロードバイクラインナップがディスクブレーキモデルとなりました。


ディスクブレーキモデルの Madone Domane Emondaシリーズの納車台数が増えていますが、 その一方でディスクブレーキパッドの交換作業やメンテナンスも年々比例するように増えてきています。

ブレーキパッドの消耗とは。

 

こちらの写真はブレーキパッドを取り出しパッドの厚みを比較したものです。
オーナー様はブレーキ時に「たまにキュルキュルと音がする」という事で持ち込まれました。
・写真①
新旧比べるとパッド面がかなり擦り減っていることが分かります。
・写真②
パッドが消耗したことで押さえバネと言われるパーツとブレーキローターが接触していたことが原因でした。
シマノのマニュアルでは、0.5mm以下が使用限界となり交換が必須となりますが、定期的に点検しない限り気が付きにくい事例です。

パッド消耗に気付きにくいからこそ定期点検を!!

パッド消耗に気付きにくい原因は2つ。
①ディスクブレーキモデルは構造上、ブレーキパッド面を目視確認しづらい点とです。
これまでのリムブレーキモデルでは、ブレーキパッドとリムの接点がホイールを外すことなく容易に目視確認できました。一方でディスクブレーキでは、パッドがブレーキ本体に格納されているので、ライトを当てての確認やホイールを外しての確認となります。

②パッドが擦り減ってもピストンが押し出されブレーキの引く幅が変わりにくい点です。
普通に使っていればレバーの引き量が変わらないことは使用上メリットではありますが、パッド消耗の気付きの点では、リムブレーキモデルと比べ分かりにくくなってしまいます。

これだけだとディスクブレーキは面倒?だと思うかもしれませんが、高価な機材は高機能で丈夫さもあればこのような繊細さも持ち合わせます。最大限の制動力を確保しや安全性を担保するには定期的なメンテナンスは必ず必要です。ノーメンテで手間のかからない自転車=いい自転車ではありません。

比較的新しい規格の油圧式のディスクブレーキモデルですが、 納車から時間が経ち長くご来店いただいていないケースも多くあります。
スタッフは「ブレーキパッド大丈夫かな。」と少し心配している気持ちもあります。ぜひ定期点検にご来店ください!!

バイシクルネコモトでご購入のスポーツバイクはクイックメンテナンスがずっと無料です。
定期的に持ち込んでいただけるからこそ早期に発見。対処できます。
納車して終わり。ではなくアフターサポートをきっちりサポートさせていただいております。

広島市のTREK(トレック)ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク。スポーツ自転車専門店 バイシクルネコモト

最近の記事