バイシクルネコモト宇品店
Madone SLR にBontrager Aeolus RSL51&RSL75を取付しました!
2022年1月20日 [バイシクルネコモト宇品店]
究極のエアロロードバイクMadone SLR に
ボントレガー史上最速のホイールAeolus RSLという最強の組み合わせ。
カーボンハイエンドホイールXXX(トリプルエックス)シリーズからの乗せ換えです。
旧モデルの最上級ホイールから最新かつ最上級ホイールへの乗せ換えとなりました。
前回モデルと比べ改善された箇所も多く、オーナー様はその違いをしっかり体感されていました。
「またさらに速く走れるようになりました!」とのことです!
オーナー様のこだわり。
フロントホイール RSL51(リム高51mm) リアホイール RSL75(リム高75mm)を装着しました。
ボントレガーのRSLシリーズは前後セット売りではなく、前後ばら売りです。
お客様の目指す走り方やビジュアルのお好みに合わせて購入することが可能です。
ホイール前後でリム高を変えるとは。
実は一部のホイールメーカーの前後セット売りのホイールでは、前後でリム形状を変えている場合があります。
理由としては前後ホイールそれぞれ役割が違うためです。フロントよりもリアの方がリムを高めに設計されている場合が多いです。(今回のオーナー様バイクのようにあからさまなリム高の違いではなく数ミリ程度の範囲)
フロントは操舵輪
ある程度ハンドリングの軽さを確保しつつ横風の影響を考えます。リアと比べ体重が乗らない分、風の影響を受けやすいフロントホイール。超ハイスピード巡航を目指さない限り個人的にはRSL51以下で十分だと思います。リムハイトが高い場合、空力的なアドバンテージが得られますが重量増や横風の影響(ふらつき)といった安全にも関わるデメリットが出てきてしまいます。
リアは駆動輪
フロントホイールよりも路面との接地感が強かったり、出力されたパワーを受けるためフロントよりも強度も剛性も必要になるリアホイール。スポーク本数を増やしたりリムをボリュームアップさせることで剛性を上げ、よく進みより速いホイールにすることができます。
フロントよりもしっかり体重が掛かっているので横風の影響によるふらつきにも強く、安心してリムハイトを高くしやすい=エアロ効果が得られやすい。となります。
以上のことからフロントは低め。リアは高めのホイールの組み合わせは理にかなっていると言えます。
前後でリム高の違うロードバイクの見た目はいかがでしょうか。より前に突き進んでいきそうな見た目となりました!
オーナー様は見た目も性能も大満足!とのことでした。
ブレーキローターも前後で大きさを変えました!
同時作業でブレーキローターの交換も承りました。
SM-RT900(旧DURA-ACEグレード)⇒RT-MT900へ交換です。
前後ともローターサイズ160mmでしたがリアのみ140mmへ変更。ブレーキコントロール性向上が目的です。
リアブレーキに関しては「ブレーキが効きすぎてしまうことがある」という相談からローターサイズを下げバランスを取ることになりました。※フロントのローターサイズを小さくすると制動距離が延びてしまうのでオススメしません。
ホイールリム高もローターサイズも前後で違う仕様になり、なんだか不思議な感じですが、すべて理にかなった交換作業となりました。
オーナー様の理想的な1台になったようでスタッフも嬉しく思います。
この度はホイール交換&ローター交換のご依頼ありがとうございました!
広島市のTREK(トレック)ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク。スポーツ自転車専門店 バイシクルネコモト