バイシクルネコモト宇品店
ギアが擦り減るとどうなるの?通勤用クロスバイクのパーツ交換をしました!
2023年7月24日 [バイシクルネコモト宇品店]
スポーツ自転車のタイヤ、チューブ、グリップ等のゴム製品の消耗による交換は分かりやすく身近なことですが、
実はギア周りのパーツも消耗・摩耗=擦り減ると交換が必要になってきます。
ギアの消耗度合が末期になるとこんな症状が・・・
ペダルを踏み込むとギア、チェーンが滑って踏み抜けてしまう⇒チェーンと歯車が上手く嚙み合わず浮いた状態。
スムーズに変速しなくなる。のが代表的な症状です。
安全走行に支障をきたす症状ですので気になる方は点検を受けましょう!
気づかぬうちに消耗しているかもしれませんよ。
スプロケット(後ろギアの歯)の消耗
後ろギアの歯車は新品の状態(写真㊨)では富士山型で頂点が平らになっています。
長年通勤や通学で乗っていると写真左のようにギアが擦り減りギアの歯が尖ってきます。
理想的には全てのギアがまんべんなく擦り減る方が良いのですが、
使用頻度の高いギアから擦り減ってしまうのが良くある事例です。ギア変速が少なめの方は要注意です!
フロントチェーンリング(前のギアの歯)の消耗
後ろギア同様にフロントのチェーンリングも、長年使うとでこのように歯が痩せてしまいます。
特に真ん中のギアが擦り減り尖っているのが一目瞭然です。
一方で、一番小さなギア(軽いギア)は使用頻度が低かったのかその他の2枚と比べほとんど擦り減っていませんね。
チェーンの伸び・消耗
スタートラインを左側に合わせている新旧のチェーンです。
上側の古いチェーンは一コマ一コマが徐々に伸びていて段々とコマがズレている状態です。この短い距離でこれだけズレているということは最終的にはかなりのズレが発生し伸びていることになります。
ここまで延びてしまうとギアの歯との嚙み合わせが悪くなりますので交換をお勧めします!
新旧の組み合わせは✖ かなり消耗している場合は全ての交換がお勧め!
今回の修理事例のようにギア周り一式が全体的に消耗している状態では一部の部品交換はお勧めしません。
一部を交換してしまうと新旧の消耗度合が混ざり症状が解決しないどころか、逆に悪化するケースもあります。
という訳で、クランクセット、チェーン、スプロケットを交換しました。
在庫がすぐにありましたので約1日のお預かり。費用は2万円以内に収まりました。
これでまた安全にご通勤できますね!
作業のご依頼ありがとうございました!
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